昨今、プロテニスプレイヤーの錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍によって、テニス人気がじわじわと高まってきています。漫画などでもテニスを扱うものは多く、それだけテニスは昔から注目を浴びるスポーツなのではないかと思います。
しかし、現在は錦織圭選手、大坂なおみ選手に続く選手がなかなか育たず、注目を浴びるスポーツなのですが、やはり野球やサッカーなどと比べるとプロを目指す選手が少ないなど、人材不足は否めないようです。
そこで今回は、子どもにテニスをやらせてみたいと考えている親御さんに、テニスの練習法をご紹介いたします。ぜひ、参考になさってくださいね。
テニスを始める前に
テニスに必要な道具は、「ラケット」「ボール」「シューズ」です。いずれもジュニア用が販売されています。
ジュニア用ラケットについて
年齢と身長に合わせて細かくサイズがある「ヨネックス」、マリオやキティなど可愛いラケットがある「ダンロップ」。
ほかにも「プリンス」や「HEAD」など、さまざまなメーカーからジュニア用ラケットが出ています。
ジュニア用ボールについて
いわゆるスポンジボールです。普通のボールでは弾みすぎて身長の低い子どもにとって自分の背を超えてしまいますし、硬いボールでは危険がいっぱいです。
スタート前の導入メニューは?
いざ、テニスを!と思っても、いきなりコートに立って球が打てるようになるわけではありません。そこで、テニスへの導入のための練習メニューを紹介します。ラケットでボールを打てるようになる、打ち返せるようになるのを目標としています。
これらの練習の繰り返しを経て、まずはテニスへのモチベーションを上げていきましょう!
練習1 | ボール突き
ボールを真上に何回も突き続けるボール突き「ボールトントン」から始めましょう。
初めからテニスボールだと難しいと思うので、最初はスポンジボールから始めます。スポンジボールはテニスボールと似ていますが、重み自体は軽いので、子どもでも大きな負荷なくボール突きができます。ただし、ラケットの傾きには敏感なので、ラケットの角度をできるだけ水平に保つようにします。片手で難しければ両手を使っても良いでしょう。
ボール突きは部屋の中で手軽にできる練習方法なので、いかにモチベーションを維持して毎日練習させるかがポイントになってきます。
練習2 | 素振りと壁打ち
素振りにおいて大事なことはイメージです。ただラケットを振り回しているだけでは意味も効果もありません。1回1回の素振りでボールが飛んできて、打つところをイメージしながらラケットを振りましょう。
この時、最も重要なのは打点です。打点におけるラケットの面の向きは地面に対して垂直になっていなければいけません。動画を撮影すると客観的に自分の動きが見られるので、修正点が具体的にイメージできて上達スピードが上がります。
練習3 | 壁打ち
壁打ちは、ある程度ボールをコントロールできるようになってから行いましょう。コツはネットをイメージすることです。ネットのここら辺を打ちたいなどイメージして壁打ちをすることで、高さのコントロールができるようになります。
高さのコントロールは意外と難しく、コート上ではネット上のどのくらいの高さを通過したかわかりにくいのですが、壁打ちならわかりやすいため、高さのコントロールをつけるという点では、壁打ちは最適な練習方法なのです。
いかに毎日続けるか……これが大事になってきます。まずはレベル(目標回数など)を低めに設定して、達成感を味わわせてあげましょう。
上達のためのジュニア用練習メニュー
いよいよテニスデビュー!家庭でトレーニングする際の参考練習メニューを考えてみました。
メニュー1 | ラケットスキル
面数:1面 時間:10分程度 目的:ボールとラケットの慣れ
1)ボールを下にバウンド、上につく、エッジで下にバウンド、上につく。それぞれの種目に対して、時間や回数を決めて行う。利き腕ができたら逆の腕でも実行する。
2)ペアを作り、ベースラインとサービスラインの距離でゴロテニス、リフトストローク、ミニラリーを行う。時間とラリー目標回数を設定し、達成したらほめる。できなかったら簡単な罰ゲームを入れても良い。
メニュー2 | 階段ラリー
面数:1面 時間:20分~30分 目的:バウンドの違いを覚えさせる
1)正面向きでお腹の前でバウンドさせる。近距離で行い、バウンドに慣れさせる。
2)横向きで、少し距離のあるバウンドを打点で受けさせる。インパクトの確認と握りを覚えさせる。
3)ショートボール>ネットの高さを体感させ、インパクトとフォロースルーを覚えさせる。
4)ミドルボール>構えからゆっくりと振り切る。構えと判断力の訓練。
5)ロングボール>スプリットステップの習慣化。しっかりと振り切る。
※1~3はロープレッシャーボール。4~5はレギュラーボール。1と2はコート半面、3~5は全面を使う。
メニュー3 | 的あて合戦
面数:1面 時間:10分程度 目的:遊びながらサービスを覚える
子どもに好きな場所にボールピラミッドを作らせ、サービスで狙わせる。サービスのフォームはラケットを担いだままでも構いません。ルールとしてフットフォールトを教えます。
☆子どもは興奮するとラケットをところかまわず振り回す可能性があるので注意しましょう。
メニュー4 | ミニテニス
面数:1面 時間:20分 目的:続けることを覚えさせる
サービスライン付近で2対1(子ども2、大人1)のミニラリーをします。子どもにとってはネットの高さやコートの広さは大人よりとても広く感じます。距離感やボールの弾み、打点の位置などに気を配ってください。
子どもたちにはラケットを引くタイミングやバウンドへの慣れ、打点の確認とフォロースルーの確認を声掛けしながら実施します。
以上がジュニア用練習メニューです。初心者の練習メニューはとにかくテニスを嫌いにならないようにすることが大切なので、遊びながら楽しくやりましょう。
「楽しい!」と思えれば子どもはグングン上達します
練習してもなかなかうまくならなくて、教えているパパやママの方が焦ってしまうこともあるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて子どものペースを信じて見守ってあげましょう。
子どもに教える際は、とにかく細かい技術よりも子どもがテニスを嫌いにならないよう楽しめることを優先にして、親子が楽しくできればそれが一番だと思います。
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